追分それは逢合～本～

 

続きでゲス！

 

 

 

前回のブログでは先日行った、

軽井沢にございます、信濃追分文化磁場、

 

 

油や

 

 

のことを書きました。

そして今回は前回の最後にも触れましたが、「油や」さんでやらせていただきました、

 

油や 妖噺ノ会～アヤカシバナシノカイ

 

 

について書かせていただきます。

 

 

 

とその前に、

 

前回の「夢のはこ」に引き続き、ちょいと心あたたまる話でもいかが？

ということで題して！

 

 

心がほっこり噺ノ会～～～！

 

 

イエーイ！

 

ヒューヒュー！

 

 

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むかぁ～しむかし、あるところに・・・（今月あたまの軽井沢です）

旧中山道から「油や」の敷地に入ってすぐに、

なんとも可愛らしい氷屋さんがおったそうな。

中学生の女の子でパラソルを立て犬と一緒にかき氷を売っておったそうな。

 

 

話を聞くと、夏の間だけ店を出し「おこづかい」にするんじゃそうな。

かき氷機は昔懐かしの鉄製のごっついやつで、

なんと、ひいお婆ちゃんが使っていたものなんじゃそうな。

こりゃ～、ビックリたまげた門左衛門さまじゃ！

しかも、氷は近くのツルヤで買ったものを使うんじゃが、

シロップはジャムに水と砂糖を足したお手製でのう。

軽井沢の短い夏の間だけやってるんじゃそうな。

 

おおお～～そうか～、そうか～、

 

可愛いの～う、ならば～～～、

 

 

よしっ！オッチャンが買うたりまひょ！

 

 

なんぼや？なんぼや？

 

なんぼで売ってけつかんねん？

 

 

400円？

 

 

ん～～～～～～～～～～～～～～～～、

 

 

出しまひょ！

 

 

400円でも400万円でもオッチャンが出したるさかいな！

 

味は？

 

味ってなに？て、

 

シロップの味やがな！

 

笑わしおんでホンマ～。

 

ん～なになに、ほうほう、

 

 

いちご？

 

 

王道やな～。

 

なんや？まだあるんかいな？なんやて？

 

 

りんご？

 

 

お土地柄やで～。

 

え？まだあるんかいな？

 

なんと！こりゃオッチャンたまげた！

 

 

 

ア、ア、アプリコットやて～～～！

 

 

 

ビックリたまげた門左衛門さまやで！

 

ハイカラや～～～！

 

ハイカラさんのお通りやで～～～！

 

文明がパックリ開化しおったで～～～！

 

 

ヨッシャ、オッチャン新しモン好きやさかいな、

 

 

 

 

いちごや！

 

 

 

 

 

・・・冗談やがな。

 

・・・ボケやがな。

 

そない青筋さまをおっ立てることないやん。

 

わかっとる、わかっとる、

 

 

アプリコットや！

 

 

目の前でこんな可愛らしい子が一生懸命作ってくれた氷の味や～～～、

 

 

クゥ～～～～～～！

 

 

 

絶品や！

 

 

 

お嬢ちゃん店出せるわ！

 

 

もう出してるか！

 

 

ちゃうちゃう、東京や！

 

東京進出や！

 

 

掴んだるで～～～！

 

トーキョードリームやで～！

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

 

オッチャンな、次の日りんごも食べたんやで～～～。

 

 

めでたし、めでたし

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・・・・我ながらくだらない・・・。

 

しかし、一つ400円か・・・。

 

あの日最低でも○○人はいました。

 

ということはそれだけで・・・・円でしょ、

 

それを10日間やったとして・・・・・・・・・、

 

 

 

汚ねえ！

 

 

オッチャン汚ねえ！

 

 

すぐ銭や！

 

 

頭の中、銭勘定でいっぱいや！

 

 

オッチャン銭ゲバや！

 

 

そや、そうなんやオッチャンは～、オッチャンはのぅ～、

 

 

銭子さんLOVEのゲバ男さんや！

 

 

ウッ、ウッ、堪忍や～～、堪忍や～、堪忍してつかぁさい～～～。

 

夢のはこ～、お嬢ちゃ～ん、堪忍や～。

 

 

（・・・・俺病んでるのかな）

 

 

と冗談はさておき、やっぱり「かき氷」は夏の日差しの下で食べるのが一番ですよね。

締め切ったクーラーガンガンの中、唐揚げや餃子やふりかけかけて食べるなんてアホですわ！

夏の軽井沢、可愛い氷屋さんの「かき氷」は、

合成着色なんとかなど使われていない、素朴ですがとってもとっても美味しい氷でした。

 

どや？

 

ほっこりしたやろ？

 

 

 

 

 

 

さて本題です。

 

 

長いがな！

 

 

いや～お怒りごもっとも。

ということでさっさと行きまひょ。

やらせていただいた会場は、「油や」さんの中にいくつかあるギャラリーの一つ、

 

 

Gallery一進

 

 

 

 

 

もともと旅館だったところをリノベーションしたとはいえ昔の匂いがしっかり残っていて、

落語にはぴったりの空間なんです。

 

今考えてみればこんな素晴らしいところで怪談噺・・・。

 

しかも私自身怪談噺を演るのが初めて・・・。

 

それに “あの方” たちときたら磁場の強いところが好きっておっしゃるじゃないですか・・・、

 

こちらは信濃追分文化 “磁場” 油や、

 

いろんなジャンルの人たちが集う場所。

 

“あの方” たちも勘違いして、

 

 

「隠居はん、こんちは！」

 

 

っていらっしゃったら・・・？

 

などと考えながら高座に上がり、まず目についたのが、お客さんの胸に輝く、

 

 

 

お札（オサツじゃないのよ。オ・フ・ダ）

 

 

 

大ーーーー枚賀っ！

 

 

なんすかそれ？

 

 

聞きましたところ、会の前にお祓いツアーに行ってきたんだとか。

こういう会ですからと、スタッフの方が気をきかせて企画してくださり、

なにもないようにと事前にお客様と近くのお寺にお祓いをしに・・・、

 

 

こわい！

 

逆にこわい！

 

 

そういうことやると変に盛り上がっちゃうじゃないですか？

スーっと行きましょうよ。普通にスーっと。

 

そんな開始早々スタッフに軽いうジャブを食らわされた中私は語り出したんですが・・・、

マクラで私と友達がした（正確には友達だけ）霊体験を話しておりましたら・・・、

 

窓際に吊っておりました提灯が、いきなり、

 

 

 

ボトッ

 

 

 

GYAAAAAAAAAAAA！

 

 

 

はい、いらっしゃ～～～い！

 

 

 

お客様の頭の上に提灯が落ちたのです。

 

 

 

 

幸い提灯は軽くお客様も無事でしたが、・・・普通落ちますか？

抜群のタイミングでしたぜ。

 

 

も～う、だから言ったじゃ～ん。

 

ちっともお祓いされてないじゃ～ん。

 

むしろご招待しちゃったんじゃないんですかね！

 

 

はっきり言って、

 

 

べっじゃぐじゃごヴぁがっだべず！

（メッチャクチャ怖かったです！の意）

 

 

皆様は、

提灯だろ？大袈裟なんだよ、ヘタレ野郎が！

と、おっしゃるかもしれませんが、あえて言わせてもらいます！

 

 

ヘタレじゃぃ！

 

 

確かに怖がりですよ。

二十歳くらいのころ、

友達の家で「女幽霊」という映画を観て、自分家に帰れなくなりましたよ。

でもね、想像してみてください。

 

 

暗い部屋。

 

 

高座はライトで照らされてますから、お客様から見たら明るいかもしれません。

 

 

ですが、演者からは逆に客席は真っ暗、ほとんど見えません。

 

 

怖い噺をしているときにですよ・・・あなた、

 

 

全く予期していなかった、もちろんスタッフが仕込んだわけでもない、

 

 

本当に偶然に、スッゴイタイミングよく突然提灯が、

 

 

 

 

ボトッ。

 

 

 

 

 

GYAAAAAAAAAAAA！

 

 

 

ってなるでしょ？

 

月並みですが、ホント寿命が縮みましたよ。

でも不思議なものですね、おかげでお客様と変な一体感が生まれまして 笑。

最初なのにある意味最高のデキだったかもしれません。

だって演ってる私がスッゴイ怖かったんですから・・・。

忘れないうちに、この夏あと二回は演りたいんですけど・・・、

 

 

・・・どうしよう？

 

 

会自体はお陰様でとっても盛り上がり、私にとって忘れられない会になりました。

ご来場いただきました皆様、「油や」関係者も皆様、スタッフの皆様、

 

ありがとうございました！

 

 

 

 

軽井沢では、次の日カーリングをやらせていただきました。

突然ですが皆様、カーリングを舐めてやしませんか？

 

カーリングを舐めたらいかんぜよ！

 

ということで、その模様はいつか気が向いたら書きますね。

それでは皆様、良い夏休みを～。

 

 

って、もう終わってるか！