追分それは逢合~序~
投稿日:2014/08/17カテゴリー:落語会報告コメント:コメントはまだありません
皆様、夏休みを満喫されていますか?
私はと言いますと・・・、
ずっとバカンス!
イエーイ!
いつも頭は常夏だぜ~ぃ!
ええっと、「ちゃんと仕事しろよ!」とお叱りを受けそうなので報告。
先日軽井沢にございます、信濃追分文化磁場、
に行ってまいりました。
どういうところ?
って思われますよね?
それはね。
いろんな文化の磁場です!
・・・・・・ごめんなさい。
もともと「油や」さんは「油屋」という旧中山道追分宿の旅籠でした。
その歴史は古く、
途中建て直しや移動もあったらしいのですが、なんと江戸時代からなんだとか。
その「油屋旅館」が惜しまれながらも旅籠としての幕を閉じることになったところ、
これは残さなアカン!
ということで立ち上がったのが、
信濃追分文化磁場「油やプロジェクト」
なんです。
追分という地名は「道の分岐」「分かれ道」の意味です。
「わかれみち」なんて縁起が悪いなぁとお思いの方。
ですよね~!
アタクシたち落語家は縁起を担ぐ商売でゲス。
そんな縁起の悪いところなんザァ御免こうむりたいでゲス。
って、この下衆野郎ぅ!
実は「追分~おいわけ」は、
別名を「逢合~あいおい」
と言ってな、
出会い交わる場所でもあるってんだ!
いや~昔の人って、本当にたくましいですよね~。
スッゴイ前向き。
悪い夢を見ても逆夢といって、逆に良い兆候だと言ったり 笑。
倒れるなら前のめりで倒れたい的な!
違うか!
まあご都合主義と言われれば、グゥの音も出ないでゲス!
てなわけで、そんな「逢合」の地「追分」で、
いろんな文化が出会い交わりそして発信していく場所として新たに前のめっているのが、
“油や”なのでゲス!
でも全然気張ってないんですよね~ 笑。
ちっとも押しつけがましくなく、良い意味で気ままな感じ。
そこがまた居心地がいいんですよね。
「居てもいいっすよ~」
って言われてるような。
そうなんです!居心地がいいんです!
気候もあるでしょ。
暑いったって、避暑地ですからね。
こっちの暑さとは比べものになりません。
そしてなにより、この土地がもともと持っているものなのか、
文化の匂いがプ~ンと漂ってるんですよね。
昔からたくさんの文豪文士たちがこの地を愛し、
去年スタジオジブリの「風立ちぬ」で改めて脚光を浴びました、
堀辰雄さん
が晩年を過ごされたのもこの追分なんです。
そして「油屋旅館」もたくさんの文化人に常宿として愛されていたんだとか。
それらを象徴しているのが、
近くのバス停・・・、
・・・の横にあります、
夢のはこ
どうです?
この無防備な門構え 笑。
名うての盗人なら、
「仕事のしがいがな~いぜ~不~二子しゃぁ~~~ん」
とでもぼやくことでしょう。
鍵なんてないんです。
持っていっちゃおうと思えばいくらでも持っていっちゃえるでしょう。
でも、
「持っていかれるのですか?そうですか」
みたいな。
・・・なんだこの感じ。
この穢れをしらぬ小児の眼差しに見つめられたときのような感覚。
チクショウ!眩しいぜ!
汚れきったオジサンには眩しすぎて直視できないぜ!
夢のはこ、
お前はマハトマ・ガンディーか!
な~んか心を洗われちった!
私が行った日は珍しく快晴で、もう気分は、
ひぃ~こぉ~おきぐもぉぉぉ~~~♪(荒井由美:ひこうき雲)
でございまいしたよ!
こんな素晴らしいところで落語会をやらせていただいたんですよ・・・、
こんな素晴らしいところで・・・、
・・・怪談噺・・・、
なんてやっていいのだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
その模様は次回でゲス。
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