奈良八木~日常から非日常へ
投稿日:2013/07/09カテゴリー:落語会報告コメント:コメントはまだありません
皆様、梅雨明けしましたね。
でも、仙台からの帰りは大豪雨でした・・・。
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雨男、上等!
雨、かかってこんかい!
てなわけで、雨もほどほどがいいですね。
さて、先月下旬に行きました、奈良は八木町の話をしたいと思います。
やっとかよ!
とお怒りの方もいらっしゃると思いますが、ご勘弁(テヘ)
私は、以前からずっと古民家で落語会を開きたいと思ってました。
お陰様で今までいろんなところでやらせていただいてますが、
そのときに一番心がけるのは、
なるべく非日常的な空間を作る。
ということです。なぜなら、
日常的な空間より、非日常的な空間のほうがお客さんも高揚すると思うからです。
いわゆる、特別な空間にしようということなんです。
もしそれができれば、お客さんも得した気分になるし、楽しもうという気分になりますよね。
そこで、古民家なんです。
もともとは日本の日常、当たり前であったもの。
土間や囲炉裏、竈。
ですが、現在では珍しく、完全に非日常になっています。
だから、お客さんにそこへ入ってもらうだけで特別な空間にいざなえると思ったのです。
そして、できることなら東京でやりたい。
ビルの合間を縫いながらやってきて土間(笑)。
そして会が終わり、土間からビルへ帰っていく。
面白いと思いませんか?
ですが、古民家があるところは駅から遠く、
エジプトのピラミッドみたいに、なかなか繁華なところにはございません。
なので、“ビルから土間”は諦めました。
ですが、古民家でやることは諦めきれませんでした。
東京にも古民家はあることはあるんです。
しかし、大体文化財になっておりまして、私が、
「落語をやらせて」
と言っても、
「ダメよ」
と相手にもしてくれませんでした。
そうなると、古民家でやるのも諦めよっかなぁ、と思い始めていたとき、
ズッドーーーン!
頑張ってるものを天はお見捨てにならないのですね。
来ちゃった救世主!
知り合いの紹介で、奈良でやらないかという話が来ちゃったのです。
話を聞いてみると、なんとも魅力的なところ。
すぐに、返事をしまして見させてもらいに行きました。
そしたらアナタ、
まあ~すごいザンス!
昔ながらの家がいたるところにあるじゃありませんか!
というか、
バリバリ日常(笑)
そして、紹介していただいたのが、
だったのです。
厳密に言えば古民家ではなく、昔の旅籠(宿屋)です。
ですが、見た瞬間に、
ズッキューーーン!
胸を射抜かれちゃった、私。
そして自然と、
「こちらで落語をやらせていただけませんか?」
となり、
私を案内してくださった河合さんご一家のお力添えもあり、快く貸していただくことになりまして、
第一回八木札の辻 立川志の八落語会(勝手に第一回と言ってます)
を開催できることになりました。
ですが、不安もあります。
東京、神奈川以外で初めての自主公演ということになりますので、
お客さんはくるのだろうか?
高座はどうしよう?
手続きは?
いろいろ不安もありましたが、それをみんな河合さんがやってくださいました。
河合さんの手作り高座。
動いてもビクともしませんでした。
あと、心配だったのが暑さです。
昔の旅籠ですから、エアコンなんてものはあるわけもなく、
扇風機は借りられるだけ借りましたが、心配が消えるわけもなく、
暑さでお客さんが倒れたらどうしよう?
と関係者一同その点はピリピリしておりました。
すると・・・、
やっぱり天は頑張ってるものをお見捨てにならないのですね、
なんとパラパラと雨が降ってきたではありませんか!
まさに、
天の感ずるところ!
ありがたや~。
ありがたや~。
普段は憎っくき雨ですが、これで幾分か涼しくなり、我々の心配も減り、
お手伝いいただいた皆様も本当に頑張ってくださいまして、短い間になんとか支度ができました。
あとの心配は私の落語だけとなったのです。
初めてのところは本当にどんなお客さんがいらっしゃるのかわからないので、
始まるまでドキドキなのですが、
いやいや、ノリの良いお客様で、
お陰様で、すっごい楽しく話すことができました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!
そして、ご協力いただきました皆様、ありがとうございました!
それに交流館の皆様、こんなどこの馬の骨ともわからない奴に、
快くお貸しくださいまして、ありがとうございました!
そして河合さん、ご家族の皆様、本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
片づけが終わり、館の方にご挨拶をさせていただいたとき、
「いろんな方に見てもらいたい。ですからまたやってください」
とおっしゃってくださいました。
こうなりゃ、
第二回やるしかないでしょうが!
ね、皆さん!
お願い、やって!
というか、やりたい!
また貸してください!
あと、それとは別に秋に呼んでもらえるかもしれません。
そのときはまたご報告しますね。
そして楽しい打ち上げのあと、帰路についた私ですが雨に降られました。
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雨、ほどほどにかかってこんかい!
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