志の八生誕43年記念

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

かなり久しぶりの更新になります。

本当は次更新するときは真打昇進の報告でと思っていたのですが、

昨日黙ってるには嬉しすぎることがありまして、たまらず更新させていただきます！

 

 

 

早いもので、私立川志の八は5月24日で43歳になりました。

世間で43歳といえば、ダンなディーのナイスなミドルとなっていてもおかしくない年齢。

 

ダンディーとはなんぞや！

 

ネットいわく・・・男性の服装や態度が洗練されているさま。

 

 

ナイスミドルとはなんぞや！

 

ネットいわく・・・かっこよさと思慮深さとを兼ね備えた中年男性。

 

統合すると、

 

 

服装や態度が洗練され、かっこよさと思慮深さとを兼ね備えた中年男性

 

 

ということか……

客観的に自分の「ダンディー&ナイスミドル度」を分析した結果、

 

 

ドロロロロロロロロロロロロロロロロロロ（ドラムロール）

 

 

ジャン！

 

 

12.5点

 

 

完全に落第点ですわい！

 

ドンマイですわい俺！

 

しかし！胸を張れない43歳でもなっちまった現実は変えようがないですから、

こうなったら、

 

おめでとう俺！

 

ありがとう俺！

 

ロンリーバースデーを謳歌するしかないわい！

と思っておりましたら、なんと！

 

 

「24日空いてますか？」

 

 

まさに急転直下！

 

弟弟子の “ちゃん太郎” こと志の太郎くんからのお誘いです。

 

コイツ…口説こうとしてやがんな……

たしかにスケジュールは丸空きだけど、あたしそんなに軽い男じゃないんだから！

 

 

「一緒に相撲を観に行きませんか？」

 

 

相撲……裸のメンズがフンドシというTバックで汗だくになり抱き合うあれか？

 

コイツ口説こうとしてやがんな……

あたし、そんなホイホイ着いていくような尻軽じゃないんですから！

 

 

「マス席です」

 

 

マス席とな!?

あ、あの伝説の、お弁当やらいろいろ付いて、

ドリンク飲み放題で、更にお土産まであるといわれるVIPのみが許されるシート…

 

 

マス席!!

 

 

コイツ本気だ……本気であたしを……口説こうとしている！

なぜだ？なぜにお前がそんな伝説VIPシートを融通できる。

わからぬ、まるでわからぬ。

 

だが！

 

おかげで俺の心は陥落寸前の土俵際だ。

でも待てよ。

これは俺がウハウハ浮かれてさんざっぱら飲み食いしたあとで、

強面のオッサンが出てきて多額の請求をしてくる “ちゃん太郎式美人局術” かもしれねえ。

気を付けろ、コイツァうっかりしていると兄さん騙されちまうぜ。

すると太郎が、

 

 

「お代はいらないですから」

 

 

！？！？！？

 

 

今コイツなんて言った？

“お代はいりませんから”……だと？

いやそんなはずはない。そんなうまい話があるわけが……

いや確かに言った。言ったんだ！言ったんだ！確かに！言ったんだぜ！

 

“お代はいりませんから”

 

なんて甘美な響きなんだ。

今思えば初めから心は決まっていたのかもしれない。

 

 

「行きま…」

 

 

もう99.9％GOしていた俺にちゃん太郎が、

 

 

「その日志の春兄さんも来るんですよ…」

 

 

隣にいた志の春関がニヤリとしたのをあたしは見逃さなかったわ。

 

コイツら……二人であたしをチョメチョメしようとしてやがる！

困惑しているあたしに春関が、

 

 

「その日誕生日ですよね。パーティーしましょう！」

 

 

 

もろ差し！

 

 

なんの小細工もなしに、そんなに真っすぐ来られたら、来られたら……

でも、俺は兄弟子なんだぜ。弟弟子たちの甘い誘惑には決して……

 

 

 

「抱いて」

 

 

 

負けました。あっさりと。

心の中で「シャワーを浴びて行かなくっちゃ」と思ったのは言うまでもありません。

 

 

 

それから指折り数え、待ちに待った5月24日午前10時半。

 

場所は、両国国技館

 

最初に来たのは志の春と相撲博士のN殿と私の三人。

志の太郎は前日に会があり朝はつらいということで後ほど合流ということに。

 

相撲ってそんな朝からやってるんだ？

 

とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

やってるんですね～。

ご存知の方も多いでしょうが、テレビでやるのは幕内からで、

その前にも落語で言うところの前座さんの取り組みをやってるんですね～。

もっと言えば8時からやってるんですね～。

10時半でも遅いくらいなんですね～。

 

まだまだ修行の身である人たちや、

まだ世に出てないだけの未完の大器といった若い人たちの取り組みは、

 

 

フレッシュ＆エネルギッシュ

 

 

まだ客席もだいぶまばらなので、

その若い力士の息吹をもろに感じることができます。

はっきり言って、

 

 

相撲は朝からにかぎる!!

 

 

と、N殿が言ってました。笑

 

私は、相撲のことは全く分かりませんし生で観るのも初めてですが、

春関とN殿はとても詳しく力士だけではなく行司や呼び出しさんの細かい情報まで、

こちらがちょいと引くくらい教えてくれました。

 

また席が、正面から右側、西のマス席。

砂被りと呼ばれるアリーナ席から三列目という、

 

 

この位置。

 

 

ガラケーの限界であたかもテレビ画面を撮ってるようですが、

実際にはもっと近くに感じます。

普段のテレビで見ているアングルは正面から向正面に向かって。

力士たちの立ち合いを横から撮るアングルが多いのですが、

今回我々の座った席は力士の横ではなく縦。

 

 

 

 

テレビではあまり見ないアングル。

目の前にはとっても臨場感あふれる、

 

 

尻

 

 

綺麗な尻、そうではない尻、カッコイイ尻、そうではない尻、可愛い尻、そうではない尻、

目の前にはありとあらゆる尻が勝ったり負けたりを繰り広げるのです。

たしかに私は胸より尻派ですが、太郎ったら気を利かせすぎだぞ！

 

ですが、二人の名解説を聞き焼き鳥やお菓子を食べながら観る相撲はとっても楽しく、

すっかり尻の虜になってしまいました。

 

それから、昼過ぎになり会場も段々と観客が増えてきます。

それに伴い力士や取り組みの熱も上がってくるわけですね。

そして14時過ぎ、志の太郎と漫才師コンパスの西本くん到着。

まあ～この二人が遅れてきたのもナメてるが、相撲のことを知らねえ知らねえ。

決まり手だって適当に言うし、応援するときだって、

 

「あの人は出身が同じだから」とか

 

「誕生日が近いから」とか、

 

「女性に人気だから応援しない」とか、

 

もう不純だと思いませ～ん？

まったくヤレヤレだぜ。兄さん恥ずかしい。とても恥ずかしい。

ただ、こんなVIPシートで観戦できるのも太郎のお陰。

スポンサーの知ったかぶり発言も笑って許すくらいの心の広さは必要です。

仕方がないから、色々教えてやりましたよ。

志の春直伝の知って得する相撲情報を。

 

「あの呼び出しさんはきっと女性にモテモテ」

 

「あの人は熊みたいに毛深い」

 

「次の力士はおっぱいが綺麗」

 

その他色々。これであの二人も恥をかかなくてすみます。

 

 

皆様、相撲観戦は観る人を選びましょう。

ぜひ詳しい人と一緒に生でご覧ください。

確実に相撲が好きになりますよ！

 

 

 

それから六本木に移りまして、

 

 

バースデーパーリー!!!

 

 

イエーイ!!!

 

 

しかもYAKINIKU～!!!

 

 

トーキョー!!!

 

 

 

春関が焼肉をご馳走してくれました。

西本関もランチパックと大根饅頭をくれました。

ちゃん太郎は、以前私が買って失くしたボブディランの帽子をくれました。

 

 

 

 

ごっつぁんです！

 

 

お世話になってる整体YのT先生、N先生、

わざわざ仕事終わりで駆けつけてくださいましてありがとうございました！

嬉しさの絶頂です。

このまま真打になれなくてもいい！

わけではないけれど、こんな嬉しいバスパは初めてです。

他にもカードやプレゼントをいただきましてありがとうございました！

 

 

今後ダンディー&ナイスミドルになれるよう不撓不屈の精神で努力する所存でございます！