しのはちの巣～とりあえずのFINALの弐

 

前回からのつづき……

 

 

やっと年が明けてからの話です。

 

 

今年の１月30日、もう一つの「しのはちの巣」である “GOLD” がございました。

そしてこの会もゲストにご出演いただきましたよ～という話。

普段、この “GOLD” にゲストは呼ばないのですが、この回は年明け最初。

しかも、とりあえず最後の “GOLD” （また始めますが、とりあえずね）ということもあり、

お呼びしちゃったのですね～。

 

しかも二組！（ヨッ！太っ腹！）

 

一組目は、江戸太神楽 丸一仙扇社中より、

 

仙若さん＆花仙さん

 

仙若さんは昨年の1月にも出ていただきました。

とっっっっっっってもお優しい方で、辞書で “優しい” を引いたときの語釈にしてほしいくらい。

 

やさし・い【優しい】仙若さんのこと。

 

て具合にね。本当に素晴らしい方です。最近よくご一緒するんですよね。

いつもは太神楽ですから、

傘の上で毬や升などを回したり、茶碗を積み上げる五階茶碗などの曲芸をやられるんですが、

今回は年始ということで、お願いしたのが、

 

 

獅子舞

 

 

 

 

いや～、やっぱり獅子舞はいいですね～。

日付が1月30日、もう1月も終わり。

 

いつまでも「目出度いモードでいるんじゃない！」って感じですが、

 

お二人の獅子が舞うと場の空気は、一気に！

 

 

お正月！

 

 

おめでとうございま～～～す！

 

 

的な空気になるんですね。

 

ご来場の皆様の厄を払うために “粋” に舞い、

 

そして福を呼び込むためにお客様の頭を「パクッ」と “噛む”

 

……なんで噛むんでしょうね？

 

 

厄は出て “行き”

 

 

福は “Come！”

 

 

ってことでしょうか？

 

……別にいいんですよ。

 

失笑望むところですよ！

でもそういう人たちのところには福は “Come” ないんですからね！

笑う門にラッキーはカムカムなんですからね！

とにかく会場は大盛り上がりでした！

頭を「パク」られた方々、おめでとうございます！

 

仙若さん、花仙さん、ありがとうございました！

 

 

 

 

そしてもう一組というか、お一方。

ミュージシャンの、

 

Michael Kanekoさんです。

 

Michaelさんを私が知ったのはPanasonicの

 

「ふだんプレミアム」というCMでした。

 

 

 

そのCM曲を初めて耳にしたときから好きになり、

聞くたびに誰が「歌ってんだろう？」と……

今は便利ですよね。わからないことはすぐにネットで調べられます。

すぐにMichaelさんが出てまいりました。

CM曲はご自身がお作りになったのではないのですが、

他のオリジナル曲がまた素晴らしく、

それからすぐにCDを購入し、聞き倒しました。いや今も聞き倒し続けてます！

そうなれば自然と……

 

 

ゲストにお呼びしたくなるよね～～～

 

 

で、お声がけしたと、こういうわけざます。

本当は “SILVER” にお呼びする予定だったのですが、どうしても都合がつかず、

でも次の機会まで待つといつになるかわからない！

無理を言ってこの日にご出演いただいたと、こういうわけなんざます。

 

客層はいつものMichaelさんの客層とはまるっきり違ったでしょう。

なんせ落語のお客様です。

Michaelさんのホームグラウンドは葉山、逗子、鎌倉。

イメージではMichaelさんのバックには、ババ～ン！と、

 

 

海！

 

 

って感じです。

 

ですがこの会のMichaelさんのバックには、バババ～ン！と、

 

 

 

屏風！

 

 

さぞやりにくかったでしょうに……

 

ですが、本当にお呼びして良かった！

私もなんとか舞台袖で聴けました。

僭越ながらリクエストいたしました、Michaelさんのオリジナル曲、

 

“THROUGH THE FIRE”

 

直訳すると「火を抜けて……」

 

Michaelさんは帰国子女で日本語より英語のほうがネイティブだそうで、

ですから歌詞のほとんどは英語なんです。

だから私みたいな完全無欠の日本人には調べないと意味はわからないんですが、

この曲には少し日本語の歌詞があるんです。

その一節が、

 

 

心が震え怖いんだよ

 

目の前さえ見えないから……

 

どれだけのスピードで走っても

 

届けなさそうだな……

 

 

沁みます。

我々芸人は目の前が見えない中もがいておりますから……

芸人でなくてもそういう方は多いのではないでしょうか。

この曲 “THROUGH THE FIRE” はMichaelさんのHPで聴けます。

 

MICHAEL KANEKO

 

ぜひ皆様も聴いてみてください。

たまらないですよ。

ご来場のお客様もきっと私と同じ気持ちだったと思います。

 

 

打ち上げではMichaelさんも、

 

「楽しかったです。またぜひ！」

 

と仰ってくださいました。

社交辞令かもしれません。

でも関係ないね！笑

もう私は信じ込んでます。

 

また頼んじゃうんだから！必ず！確実に！絶対に！笑

 

自分の未来は見えませんが、その光景だけはよ～～～く見えます！

ということで、またどうぞよろしくお願い致します。

Michaelさんありがとうございました！

 

 

 

（上左から私、Michaelさん、前左から花仙さん、志ら門さん、仙若さん）

 

 

次回のブログは “FINAL SILVER” です！