金八銀八2015
投稿日:2015/03/13カテゴリー:落語会報告コメント:コメントはまだありません
皆様、いかがお過ごしですか?
私は厄年真っ只中なかんじです。
今年に入って早々、野外で川っぺりの寒風吹きすさぶ中で声をつぶし、
声が治ったと思ったらそのあと牡蠣にあたり、
ピーピーシャーシャーが治ったと思ったらそのあと高熱でぶっ倒れました。
ハーイ、まだ三月でーす!
先が思いやられるぜぃ!
まだ三月です。
いやいや!もう三月です!
もう~ボーっとしてらんないわ!
ということで、相変わらず今年もやります、志の八定例の落語LIVE「しのはちの巣」!!
横浜=しのはちの巣GOLD
下北沢=しのはちの巣SILVER
皆様そろそろ馴れてくださいましたか?
てなわけで1月25日にやりました2015年最初の、
しのはちの巣vol.19~GOLD~
横浜では普段ゲストは使わないのですが、新年ということで「江戸太神楽」の、
仙若さん
をお招きいたしました。
やはり、やはり、やはり、やはり、場内が、
新年おめでとうございま~ぁす!
というHAPPYムードに包まれました。
いや~お呼びしてよかった。
本当に素敵な人です!
世界良い人ランキングがあるならベスト4に入るんじゃないかというくらい、
良い人です!
いろいろお気遣いいただきましてありがとうございました。
そして、お忙しい中お越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。
この会は必ず一席ネタおろし(演目を初めてやる)をするというのを決めているんですが、
それ以上に、“ 今自分が話したいこと ”はなんなのか?
そこに重きをおいている会でもあります。
最近中々意見が言えない世の中ですよね。
そして、これからもそれに益々拍車がかかっていくことでしょう。
ケータイやネット、各種メディア、情報の伝達方法がバンバン発達していく昨今、
「もうそれなしでは生きられない」
そうなってませんか?私はハッキリ言って、
なってます!
ウェ~イ!完全になってるぜウェ~イ!
家にケータイ忘れたときなんざ、ドッキドキで仕事なんてドッチラケだぜ~。
全く力が入らない、尻尾を握られた孫悟空(ドラゴンボール)のように、
オラなってっぞ!
でもだからこそ、舞台、高座という昔と変わらないシンプルな空間が大事なんだと思います。
ケータイもネットもない、(ケータイが鳴るときは多々ありますが)
お客様と演者とだけの特別なあの空間が必要なんだと思います。
ネット、メディアでは言えない、書けないことっていっぱいありますよね。
ちょっと前まではわりと平気だったんですけどね。
今じゃ、書けばすぐ炎上です。
炎上 as soon as 書く
です!
ですが、高座ではまだまだそれが許されてると思うんです。
その日のお客さんと直にコミュニケーションをとることによって、
少々過激なことを言っても許される空間が出来上がるんだと思うんです。
なのでこの会は他の会と比べたら、わりと自由にしゃべらしてもらってる我儘な会です(笑)
私の言うことは多少偏りもあるかもしれませんけど、これからも続けていこうと思ってますので、
お付き合いいただけると幸いです。
そして、下北沢。
先にも書きましたが横浜はGOLD、下北沢はSILVERと銘打ってやらせていただいてます。
よく、「横浜のほうが下北沢より上なの?」
的な質問をされますが、全然そんなことございません(笑)
ただ色分けしたかっただけで、逆でもよかったくらいなんです。
こちらの下北沢は必ず一人ゲストをお招きする会で、
なるべく寄席や普通ならご一緒しない方々にお声掛けさせていただいて、
自分の芸の幅を広げよう!
的なコンセプトでやらせていただいてます。
そして去年の年末にお呼びしたゲストが、お笑い芸人「ガッポリ建設」の室田稔さんこと、
パール谷さん
書くのが遅くなってしまいました。申し訳ございません。
ですが遅くなっても書きたくなっちゃうほど、とにかく、
滅茶苦茶面白かったです!
もともと落語家さんだったんですが、とある理由でおやめになりまして、
今はワハハ本舗に所属されています。
このとある理由が面白いんですが、ここでは書けません(笑)
だって、
炎上 as soon as 書く
なんだもん!
とにかく規格外です(笑)
芸も「インコ漫才」といってインコと漫才をされるんです(そのままやないか~い!)
インコの加藤君と漫才をやるんですが、加藤君が気まぐれ屋さんで中々思い通りにはならない。
それもそのはず、犬と違ってインコと人間は主従関係にはならないそうなんです。
じゃあどんな関係?
ダチさ!
そう、なっても友達関係なんだそうで、ですから「命令」なんてできない。
できるのは「お願い」なんですって。
犬なら、
「加藤!お手!」
なんですが、インコだと、
「加藤君、お手してくれるかな~」
なんですって(笑)
しかも部下ではなく友達だから、気が向かなければお願いも聞かないわけです。
それだけで面白いでしょ?
もちろん場内大爆笑でした。
また絶対お呼びしたいと思います。
パール谷さん、ありがとうございました!
さあ、ただでさえ長いと悪名高い私のブログ。
まだまだ終わりません。
お気づきの方もいるかもしれませんが、「しのはちの巣」去年のチラシ。
なんと!
花札をパクってました~~~!
いやいや、パクるってのは聞こえが悪いから、花札を “イメージ” していたんですね~!
気付いてました?
ヨッ!さすが日本人!
でも花札知らない日本人だっているんですよ~。
花札というのは花というくらいですので札に四季折々の花や草が描いてありまして、
ひと月四枚×12ヶ月の計48枚で遊ぶ「かるた」です。
一月=松 二月=梅 三月=桜 四月=藤
五月=菖蒲 六月=牡丹 七月=萩 八月=芒
九月=菊 十月=紅葉 十一月=柳 十二月=桐
そのデザイン性たるや素晴らしく、
よくもこうも大胆にディフォルメできるな~と、見るたびに感心させられます。
てなことでせっかく十二に分かれてるんだからチラシに使っちゃおう!
という安易な発想でやりだしたんですが、
これがまあ大変!
デザイナーの藤田治さんといつも頭を悩ませながら作ってました。
なんとかそのシリーズも終わったので、ズラリご覧にいれようかと思います。
このシリーズは去年の三月から始めましたので最初は桜です。
ですから順番は桜(三月)~最後は梅(二月)ということですね。
どうぞ!
三月 四月
五月 六月
七月 八月
九月 十月
十一月※この月だけはカス札(鬼札)使用 十二月
そして今年一月の横浜で最後なんですが、
一月
おい!二月はよ!
梅がないじゃねえか!
と思われている方、
その通りです!
梅はないのですよ!
どんなもんじゃい!
ごめんなさい、許してください。
実は、二月は会場の関係でやりませんでした。
ですから、本来なら二月の札が、
梅にホトトギス
なんですが、それはございません。
よく、ホトトギスといえば、
鳴かぬなら鳴かせて見せようホトトギス(秀吉)
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス(家康)
などと天下を取った武将の人柄を表すのにたびたび出てきますね。
そして織田信長を表現するにいたっては、
鳴かぬなら殺してしまえホトトギス
なんて、怖~いことを言っちゃってます。
私のチラシも二月はない。ということはホトトギスは鳴きません。
ならば私もやってやろうじゃないの!
ということで、耳の穴かっぽじってよ~うくお聞きなさいな!
鳴かぬなら・・・、
インコにしてしまえホトトギス!
(パール谷さんと相方の加藤君)
加藤く~~~ん、グゥ~ッド!
今年も「しのはちの巣」宜しくお願い致します。
※お客様より指摘がございました。(ありがとうございます!)
花札の二月は「梅にホトトギス」は誤りです。
「梅にウグイス」が正解です。
「ホトトギス」は四月の「藤」に飛んでる鳥です。
言われてみて「そうだ!」と気づきました。以前さんざっぱら調べたはすなんですけどね。
思い込みって怖いですね。なのでこのブログは間違いです。
でも「鳴かぬならインコにしてしまえホトトギス」が気に入ってるので、
修正せずにこのまま載せ続けます。
皆様は間違って覚えないように気を付けてくださいね~~~。
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